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お駄賃はあげません 〜 一物多価を教える 〜

先日、自宅にいると中一の息子に家内がお遣いを頼もうとしていました。

「お駄賃あげるから駅前のスーパーに買い物行ってきてくれない?」

それを聞いて、「お駄賃はあげないけどおつかいはいってきて。」と言い直しました。

お子さんがいれば、こんな場面はよくあると思います。皆さんのご家庭では、あるいは子ども時代にはどうでしたか?

お手伝いとお駄賃はセットでしたか?

 

その時、息子にはこう説明しました。

『いいかい?モノの価値は一定ではないんだ。タイミングやほしい人の数によって変わる。本当に困っていれば、駅前へのおつかいは500円以上の価値があるかもしれないし、全く必要なければ、1円の価値もないことかもしれない。』

 

お遣いは100円、みたいに価値を決めてしまうと、良いことばかりではありません。

価値を一定に決めてしまうと、もらえないと文句を言うようになり、もっと高額の報酬を求めるようになることもあるかもしれません。

 

航空券などでも、GWや夏休みなどは同じ路線でも大きく金額が異なります。

営業でも、営業マンは相手の要望をなんでもかなえられるわけではありません。営業が商談に持っていけるカード(切り札)には限りがあります。そんな切り札をどのタイミングで繰り出すか、順番とタイミングによってその切り札の威力は大きく異なります。できる営業と言われる人はこのタイミングを図る感度が優れているのかもしれませんね。同じものでもその時々によってその価値は異なるわけです。

 

数年前、まだ息子が小学生の時、夏休みの「お手伝い」の項目にこんなことを書いてました。

”1日1回、その時に家族が一番喜びそうなことをする”

 

営業として、相手が一番喜ぶことをしていきたいものです。