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『ワークライフバランス』の誤解

新生活がもうすぐ始まる人、部署異動なんかもあるのがこの時期です。うちの家内も新しい役割を与えられたらしく、やる気を見せていました。

 

そこで良く耳にするのが「ワークライフバランス」という言葉。

でもこの意味って誤解されていることが多いようです。簡単にいうと、「仕事とプライベートの調和」という話なのですが、「働き方改革」とか「残業は悪」みたいな流れと混ざって、プライベートと仕事を明確にたてわけて、プライベートに仕事を持ち込まない、のような表面的な行動だけに注目されてしまっているように思えます。

 

ワークライフバランスの本来の意味は、

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す(マイナビより引用)。

 

実際問題として、仕事がうまくいかずに気が滅入っていれば、家庭に帰って子供に当たることもあるかもしれません。

朝に夫婦げんかをすれば、仕事が始まっても相手のことがきになるのは仕方がないでしょう。そんな簡単に気持ちが整理できるほど人間ができている人はそうはいません。

 

私たちの取引先でも、杓子定規に「残業は悪」、という文化ができていているところがありました。もちろん「無駄な残業」はなくしていきたいところですが、本当にやる気があって、日中は客先を飛び回って、どうしても残業しないと仕事がこなしきれないような人にまで「早く帰れ」と強制するのは、少し無理があるように感じました。

 

これは本人のモラル(判断基準や価値観)の問題ですが、多くの会社や組織は仕組みやルールの問題地してしまっているように思います。ルールや仕組みを作ることに汲々としてしまい、ひとりひとりの「やる気」を削いでしまわないよう、注意したいものです。