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やる気をくじく、とても簡単な方法

新入社員や部署移動などで慣れない仕事に就く人が多くなるこの時期。

上司や先輩から見れば「なんでこんなことに?」というような失敗を目にすることがあります。

 

そこで注意したいのが『確定非難』です。

これをしてしまうと、新人さんのやる気の息の根を止めてしまいます。しかも、上司や先輩はそのことに気づかないことがほとんどです。なんだかわからないけど部署の成果が上がらないという時は、だいたいこの「やる気くじき」が無意識のうちにやられていることがよくあります。

確定非難とは、目の前の事実だけを見て、不足点と思われることを確定的に非難することです。

 

例えば、先日あるクライアントのチラシ作成がありました。

そこで途中で制作物をチェックしてもらうと、こんな話がありました。

「〇〇という情報を追加しておかないと、木鵜匠の原因になるのでは?」

「1箇所、長文過ぎるところがあって…」

「この単語はわかりづらいから○○に変えて」

私たちは慣れているので良いですが、これを社内でしてしまうと、多くの場合「勇気くじき」になってしまうことがあります。実際、この制作物では指摘されたことは全て織り込み済み、目的があって意図的にやっていることでした。

 

新人さんなどがこの「勇気くじき」を受けてしまうと、どんどん無難な方向に流れていきます。仕事の完成度を高めることよりも上司や先輩に褒められることを求めるようになってしまいます。言い換えると上司や先輩の力量の範囲でしか工夫や改善が行われなくなるわけです。そうならないためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

その処方箋は、「質問」です。「コミュニケーション」です。

 

上司にこう聞かれたらどうでしょう?

「〇〇という情報をあえて入れてないのは何か意図があるのかな?」

「他の箇所に比べてここだけ長文にしているのはどんな目的?」

「この単語は一般的じゃないと思うんだけど、説明は不要?」

 

意図があればその意図を話しますし、特に無意識なら、「直しますね」となるはず。

怖いのは、上司や先輩からの指摘に「そんなことはわかってる」と受け手側の新人さんが思ってしまうとそれ以上の工夫やアイデアが出なくなるという状況になってしまうことです。

 

意図や目的を汲み取って、相手のやる気を削がないよう注意しましょう。