連休企画 "剣道*営業" その3『三殺法』

連休企画も第三弾です。今日は、「三殺法」についてお話しします。

初めてこの言葉を聞いた時には、何かのヒーローの必殺技みたいな印象がありましたが…。きちんとした剣道用語です。

三殺法とは、文字通り3つのポイントをしっかりおさえれば、試合を有利に進められると言うことを説いています。剣道で言うところの三殺法は…

 

一、『剣を殺す』… 抑えたり払ったりして相手に自由な動きをさせない

一、『技を殺す』… 先手先手と攻め、相手に技を出すタイミングを与えない

一、『気を殺す』… 気迫で相手を圧倒して、相手の反撃の糸口を与えない

 

諸説あると思いますが、私なりの解釈とビジネスへの応用を考えてみました。

 

剣を殺すと言うのは、プレゼンテーションで言うところのデリバリー(演出)に当てはまるでしょう。ひとつひとつの言葉の使い方や相手の発言に対する共感などを意図的に行うことで、話しやすい雰囲気や親近感などを作れると良いでしょう。

次に、技を殺すと言うところでは、会話の流れを意識して、先手先手と質問を繰り返します。ここでの注意点は、相手に論理的な破綻や矛盾があってもけっして指摘してはいけません。ちょっと技術がいるところですが、質問を繰り返して「そう言う考えもあるな」と相手に気づいてもらうようにします。プレゼンテーションのシナリオの部分にあたります。

そして最後に、気を殺す。自信がある人の話というのは、ついつい聞いてしまうものです。曖昧な表現は使わず、はっきりと言い切るように意識します。どんなに良い言葉を使って、理想的な流れができても、自信がない人の話はなかなか信用できません。これはプレゼンスにあたります。

 

商談や会議は、1対1の真剣勝負みたいなものです。相手を打ち負かすことが全てではありません。

先日、ある先生が「活人剣」と「殺人剣」の違いについてお話しされていました。

「殺人剣とは、人を殺めるために技を磨くが、現代では不必要。意味がない。

 活人剣とは、打ち打たれる度に活力が増し、生命力がみなぎる。もっと高みへ、と思える勝負をし続けることだ」

営業の場面でも、また会いたい、次の話したいと思ってもらえることが大事です。もちろんその場でご発注いただき、売上が上がるにj越したことはありません。でも、またこの人に会えれば、きっと自分はもっと高みに至れる、と思ってもらえれば、受注以上にありがたく、かけがえのない人脈になっていくと思います。