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連休企画"剣道*営業"その6『いちがんにそくさんたんしりき』

剣道で大事なこととを示した言葉で、「イチガンニソクサンタンシリキ」という言葉があります。

 

漢字で書くと、『一眼二足三胆四力』となります。剣道において大事なものを順番に並べたものです。

優先順位がついていてとてもわかりやすいと思います。

 

  • 一眼:相手の体全体を見て、さらに心の中も探り相手の動きを探る(目付の肝心参照)
  • 二足:素早く正しい足さばきで攻撃のチャンスを作り出す。
  • 三胆:ここぞというチャンスに思い切って攻め込む、決断できる度胸。
  • 四力:パワーではなく、技術力のこと。

営業や仕事の場面で行くと、まずは相手をしっかりと観察し、どんな状況で何を求めているかをしっかりと把握すること。表面的な発言だけではなく、目に見えない心の動きにも注意を払って何を大事にしているのかをしっかり共有することが大事です(一眼)。

 

足さばきは剣道の基本です。営業でも言葉遣いや表情、所作など基本となる行動があります。基本行動がしっかりできると、初期信頼を獲得できます。基本行動、マナーなどはしっかり身につけておくことが大事です(二足)。

 

どんな人でもできることは限られています。大事なのはタイミング。営業でも譲歩材料や値引きや条件提示など、ぎりぎりの交

渉では勝負を仕掛けるタイミングがとても重要です。ここぞというタイミングを見極め行動するには勇気が必要です(三胆)。

 

そして最後に営業としての技術力があります(四力)。実は技術は最後なんです。営業が上手い人は、秘密のテクニックを持っているように感じる人が多いようですが。私も、セミナーなんかでよく聞かれるのが、誰にも通用する魔法のテクニックです。しかしそんなものはありません。あれば私が聞きたい(笑)。真剣に正しくその道を求めていけば技術は後からついてきます。時代の流れかもしれませんがインスタントに結果につながるテクニックを求める傾向があるように思えます。

 

 

『強さ』と『上手さ』は違うと言われます。営業の世界でも「上手い人」はたくさんいます。怖いのは、技術や知識ばかりを追い求めてしまうと、相手を手玉にとることが楽しくなってしまいます。一旦、「そちら側」に行ってしまうとなかなか戻ってこれません。本当に大事なことは、技術やテクニックの前にあるのです。

 

 

まとめると…

  • 一眼:対話相手の表面的な発言だけでなく心の動きもしっかり感じて大事にしていることを共有する。
  • 二足:基本マナーや言葉遣いに注意して信頼を獲得する。
  • 三胆:相手が提案を聞き入れやすいタイミング見極め、思い切って自分の考えを示す。
  • 四力:シナリオや質問、ロジカルシンキングなどの技術があればなお良い。

となるでしょうか。技術やテクニックに走ることだけは避けたいものです。