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圧倒的な差とは

この時期になると新人研修も終わって、配属が決まるころではないでしょうか。

 

研修などをしていると、受講生の中に新任のマネージャーさんがいることがあります。

自分だけでなく部下の指導管理もしなければならないのは本当に大変そうです。

 

そこで、よく質問で上がるのは、

『マネージャーの必須条件って何ですか?』です。

 

もしあなたが後輩や部下からそう聞かれたらなんて答えますか?

管理能力?計画性?プレゼン力?会話力?

 

人間性や性格的なところもあるのですが、私たちがお答えするのは、

「圧倒的な実力」です。

 

圧倒的な実力と一言で言っても、具体的な指標があります。”1.5倍の法則”といわれるもので、1.5倍以上の差がつくと、人は心理的に「圧倒的」と思うようです。

例えば営業で、目標120%達成したとしましょう。それも立派ですが、予想外の追い風や幸運の要素があって、実力でなくても良いことが続くと結果が出ることはあります。しかし目標の1.5倍、150%達成となると少し印象が違います。120%は運の要素、150%は実力、という印象はありませんか?

 

長年剣道をしていますが、勝負の世界でも同じようなことが言えます。

実力が均衡しているライバルなどで勝率は5割。しかし、だんだんと実力に差がついて均衡が崩れます。6:4はまだ逆転できそうな感じがしますが、3:7になると難しいという印象になります。

6:4はまだギリギリ1.5倍の範囲内です。

 

これは営業だと見積もりやコンペで影響します。

会議などで、「競合に見積もりで負けた」という話をよく耳にしますが、本当に「金額で」負けたのでしょうか?

実際に聞いてみると、「同じ条件やスペックで相手は100万円、こちらは120万円、相手の方が安いという理由で落としました」なんて話だったりします。厳しいことを言うようですが、金額は直接の敗因ではありません。法則から行くと、十分営業力でカバーできる、勝負できる範囲と言えます。100万と150万だとちょっと話が違ってきます。同じ土俵に上がるためには、1.5枚以内になるように調整する必要が出てくるかもしれません。

 

このように、「圧倒的」とは、相手認識のステージを変えることです。

「こんな世界があったんだ」と相手に思ってもらうための「圧倒的変化」です。

 

1.5倍以上の変化、少し意識してみてはどうでしょう?