新人研修やってきました。

一般的な研修と比べて、「新人研修」はちょっと違うと思います。

 

ベテラン社員と比べて、新人の方が素直ですし、聞いたことを確実に実行しようと言う姿勢があります(ベテランの方も素直で前向きな人はもちろんいらっしゃいます)。一方で、ベテラン、それも営業職相手の研修を企画実施してきた私たちの間では ” Allways Away " 〜 いつでもアウェー 〜 と言っています。

 

成果が上がっていようがいまいが、日々の営業活動を一生懸命取り組んでいる営業職の人たちが相手の研修です。YESよりもNOの数が圧倒的に多い営業の世界で、日々、真剣に一生懸命取り組んでいるのに、そこにいきなりやってきた講師が、「営業のやり方を教えましょう」といくわけです。

 

受講生にとってみれば、面白いわけはありません。はじめから参加姿勢に問題が生じやすい状況の中で、研修を実施しなければなりません。価値あることを話しに行っていても、受け手側にその準備ができていない中で、一定以上の成果を上げるには、それだけのスキルとノウハウが必要になります。

しかも、研修効果があったかどうかはその後の参加者の成績で一目瞭然。言い訳の入る余地がありません。

 

 

新人研修でもベテランの研修でも、私たちが考える「社員教育」の目的は3つです。

 

 

一つめは、『自分で決められる』人になること。お客さま先で何を話すか、何を提案するかはもとより、社内の提案なども同じです。お客様からのクレームなどへの対応も含まれます。対応のレベルはあるかもしれませんが。実際には、自分で決めないことで選択の責任を他者に押し付けてしまっていることが多いようです。

 

二つめは『自分の価値を自分で決められる』こと。仕事に限らず、成績や実績で周囲の評価は大きく変わります。これは仕方のないところがあって、小さい頃から、何かするごとに叱られ、褒められ続けると他の人と違うことに価値を感じるようになります。成績が良かろうが悪かろうが、存在自体に価値かを感じられることが大事です。

 

そして最後に「自己中心性から脱却する」こと。

人は一人では何もできませんし、人と関わらずにはどうやっても生きていけません。ひとは必ず何らかの共同体に複数所属しています。そこで自分が中心でないと気が済まないという人がいます。中心になろうという積極性は認められますが、それによって苦しんでしまっては本末転倒です。大事なのは、その共同体に「貢献する」ことです。人は、自分のために何かするより、他人のために何かするほうが力が出るそうです。

 

自分が共同体の一部であることを実感すること、チーム感覚をもって、周囲を巻き込みながら人のために何ができるかを考えていきましょう。